安全な水をマキマ地区HIV孤児院に【電気式揚水ポンプの設置報告】
こんにちは、日本eリモデル広報担当です。
昨年にお知らせしました、ケニアのマキマ地区への支援活動ですが、購入した電気式揚水ポンプの設置状況を続報させていただきます。
今回、揚水ポンプを設置したのはマキマ地区にあるHIV孤児院。こちらでは近年、井戸水の塩分濃度が上昇し飲水に使用することができず、代わりに掘削した新しい井戸も手漕ぎポンプのみの設置のため、大変な不便を強いられていました。
そこで、電気式による揚水ポンプと貯水タンクの設置を行いました。これまで人力で汲み上げていた水を電動で10m上のタンクへ貯水し、落差の水圧でパイプへと。孤児院の水道や周辺の畑へときれいな水が送られます。
揚水ポンプを設置した井戸です。今回さらに120mの掘削をし、より安全な水を安定的に汲み上げます。
ケニアの青空を背にそびえ立つ揚水ポンプの全景です。
貯水タンクをよく見ると「donated Nihon e Remodel」の文字が!! これからの継続した活動の励みになりますね。 ※donated=寄付
揚水をコントロールする調整パネルがあるので、取り扱いが断然便利に。また勝手に操作されたり壊れないように専用の小屋内に設置し管理されているので、安心。
このマキマ地区では住民の多くは川の水を生活用水として利用しているそうなのですが、それも乾季になれば枯渇してしまい、安全な水の確保が長年の課題だったようです。
今回の揚水ポンプの設置で、孤児院はもとより近隣住民の方々にも安心安全な水をお届けすることができ、本当にこの取り組みの大切さを感じました。引き続き、様々な困難に直面している方々のお役に立てるよう、活動を継続していきたいと思います。
最後に、HIV孤児院の子供たちの笑顔を!